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マレーシア・サラワク州、ブラジル・パラ州において、熱帯林の生育環境等の調査を継続し、これまでに蓄積された試験研究データの分析を行う。さらに、再生技術の確立・普及のために熱帯林再生の実験プロジェクトを推進する。
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自然回復に欠かすことのできない潜在自然植生など、地域生態系の特色や相互の関連などの重要な要因である植生情報を把握し、体系化を図る。東アジアを中心に現地調査を実施し、データ収集を行なっている
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中国では急速な経済発展、工業化により緑が失われ、砂漠化の進行が深刻な問題 と
なっている。中国東部華東地方において、植生生態学的緑化手法による早期の安定し
た樹林形成とその実施基盤の確立を目指す。
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自然環境と人間活動との調和のもとに維持されてきた里山は、循環型で優れた生態系であり、環境問題解決の手段として極めて重要な地域環境である。本研究では、日常生活における里山の位置づけ、関わり方、望ましい利用方法などを研究する。
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自然資源を持続的に利用し、健康的で安全な社会生活を実現してゆくためには、地域における人と自然との関わりやそれらの持続可能性を理解し、多様な生物と共存可能な「土地固有の生態系」を維持することが不可欠である。本研究では、都市・里地里山地域など、環境の持続可能性が脅かされている地域に焦点を当て、人間−生物−環境の相互関係やそれらの構造、動態を明らかにするための生態学的基礎・応用研究に取り組む。
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自然環境が緩衝機能や環境安定機能を有することは定性的に知られている。
したがって植生回復を行うことは環境保全においても役立つことが期待される。しかしその具体的データは驚くほど少ない。ここでは潜在自然植生の概 念を用いた生態環境の修復・再生、緑の復元およびその機能などに関する研究を行う。
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