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IGES国際生態学センターはこんなことできます、やります。

私たちの生活に欠かすことのできない自然資源を持続的に利用・開発し、予期せぬ自然災害を未然に防ぎながら、より健康的で安全な社会生活を行ってゆくためには、多様な生物と共存可能な「その土地固有の生態系」を維持してゆくことが不可欠です。
IGES国際生態学センターは、持続可能な地球社会の発展を支えてゆくため、「その土地固有の生態系」の把握および保全計画立案からその再生・創造に向けた取り組み(ステップ1〜4)を包括的に行います。
都市、農村、河川、海岸、自然公園などの管理計画や政策事業のなかで「生態系に配慮した森つくりや自然再生に取り組みたい」、「身近な自然環境を知りたい」、「土地本来の自然を把握したい」といった行政・民間企業の様々なニーズに対し、これまでの実践で培われた生態学に基づく理論と技術を応用し、積極的に対応いたします。

ステップ1/基礎調査
“どんな生態系なのか”を調べる。
現場での綿密な植物相・植物群落等の調査を行い、地域の自然環境を独自に診断します。具体的には、植物社会学を基礎とした地域植生誌や現存植生図を作成します。これらの基礎資料を都市計画・建設・土木・河川管理などにたずさわる行政や民間事業者、NPOなどへ提示します。

ステップ2/プランニング
“どんな生態系がふさわしいのか”を明らかにする。
地域の潜在自然植生(=ある土地から現在負荷されている人為的作用を排除した時に想定される、その土地に生育可能な最も発達した植生)を推定し、その土地本来の自然環境を明らかにします。それらの情報を地図上にまとめたものが潜在自然植生図です。さらには、ステップ1で明らかとなった生態系の現状と潜在自然植生の情報を総合的に診断し、自然環境の保護・保全の優先性や再生目標像を決定するための根拠(自然再生計画などのエコロジカル・プランニング)を提示します。

ステップ3/森つくり・自然再生
“土地本来の生態系”の再生・修復にとりくむ。
ステップ1、2の成果を踏まえ、その土地固有の自然環境(地形・土壌・気候など)に対応した目標植生を設定し、その土地固有の植物種による森つくり・自然再生に取り組みます。森つくりの事例では、潜在自然植生の理論に基づきながら樹種を選定し、それらのポット苗の混植・密植による"生態緑化(エコロジー緑化)"に取り組みます。

ステップ4/モニタリング
生態系が“どこまで回復したか”を明らかにする。
ステップ3の取り組みを検証するため、再生・修復された生態系の質・構造・機能のモニタリングとその評価を行います。例えば、森つくりの取り組みでは、植栽した木々の生長量解析やビオトープ機能評価などを実施します。



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