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矢ヶ崎 朋樹
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矢ヶ崎 朋樹(やがさき ともき)

Tomoki YAGASAKI

研究員 Researcher

博士(環境学)

Doctor of Environment Science

矢ヶ崎宛

<プロフィール>
1973年神奈川県生まれ。横浜国立大学教育学部卒業。同大学大学院博士後期課程修了。専門分野は植生生態学、環境教育。1998年5月、国際生態学センター研究スタッフに着任。2003年より、研究プロジェクト「地域生態系の構造と動態およびその評価に関する研究」を担当。日本の都市、里地・里山、沿岸域を中心に、人と環境の持続可能な関係を構築するための地域環境計画や景観評価手法の開発などを手がけています。とくに、森林、草原、湿地、河川、海岸など、様々な場所に生えている様々な植物群落を対象とした野外での植生調査、生物分布調査、環境計測、自然資源調査を行い、各種環境データを地域環境計画や森林再生へ応用するための方法論の開発に取り組んでいます。その研究成果を活かし、地域関係者協働による荒廃地植生回復の取り組みを支援したり、技術的なサポートを行ったりしています。また、JISE人材育成事業(環境学習)では、植物をはじめ野生生物の生態を題材にした環境教育プログラムの開発・実践にも取り組んでいます。


最近の研究課題
・生物多様性にまつわる知恵・技術の実態把握とそれに基づく生態系サービスの評価
・里地里山地域における景観評価手法の開発
・都市および里地里山地域における環境教育プログラムの開発と実践
アジア・アフリカ地域における荒廃地植生回復
・人々のくらしにおける生物/生態資源利用の地域特性に関する研究
・都市河川における回復植生の構造と動態およびその評価に関する研究
・神奈川県内沿岸におけるアカウミガメ産卵立地の環境保全に係る研究


最近のおもな活動(JISE事業およびその他社会活動)



おもな研究業績

【論文・報告書・普及的著作等】
(1) 矢ヶ崎朋樹・菊地美弥・原田修平・星 直斗・持田幸良・遠山三樹夫.1997.丹沢山地の稜線部におけるササ群落の現状.丹沢大山自然環境総合調査報告書, 258-267.神奈川県環境部.
(2) Yagasaki,T. & Mochida,Y. 1997. Floristic diversity of plant communities on boulders in Oirase gorge, northern Honshu, Japan. Ecological Review, 23:283-293.
(3) (分担執筆).1998. さいたまレッドデータブック−埼玉県希少野生生物調査報告書植物編.埼玉県.
(4) 矢ヶ崎朋樹.1998.スズタケ個体群の退行・再生状況と形態的特徴について.生態環境研究, 5(1): 89-93.
(5) 矢ケ崎朋樹・星 直斗・原田修平.1999.植生保護柵の設置が林床植生の種組成に及ぼす初期の効果について−丹沢山ブナ林域の例.生態環境研究,6(1):113-118.
(6) 矢ケ崎朋樹・佐々木寧.2000.河川環境調査に関わる植生情報の問題点とその検討−「河川水辺の国勢調査」植生調査データについて−.生態環境研究,7(1):89-103.
(7) (分担執筆).2001.神奈川県植物誌2001.神奈川県立生命の星・地球博物館.
(8) 矢ケ崎朋樹・鈴木邦雄.2002.生態環境資源のメッシュ法解析とその統合的沿岸域管理への有効性−生態保全価値空間の抽出の事例.生態環境研究,9(1):85-109.
(9) 矢ヶ崎朋樹・村上雄秀・林寿則. 2003.断片緑地の種組成調査に基づく市街地の潜在自然植生の推定.生態環境研究,10(1): 37-55.
(10) 矢ヶ崎朋樹・武井幸久・向川泰弘・平泉直美.2005.福井県鯖江市河和田地区における地域植生誌研究に基づく景観評価.生態環境研究,12(1): 65-106.
(11) 矢ケ崎朋樹・鈴木邦雄.2006.地域環境計画論の新展開への生態学的アプローチ−エコロジカル・ツールの実態とその機能性・有効性に関する一考察.技術マネジメント研究,5:11-24.
(12) 矢ヶ崎朋樹・武井幸久・向川泰弘.2006.見つめてみよう身近な環境.国際生態学センター.
(13) 矢ヶ崎朋樹・武井幸久・平泉直美・鈴木邦雄.2006.植物社会学的、民族生物学的アプローチに基づく地域景観の資源性評価−日本の里地・里山地域(福井県鯖江市河和田地区)を例として.生態環境研究,
13(1):59-99.
(14) 矢ヶ崎朋樹・倉持卓司.2006.野外環境教育のための「生き物地図」の有効性に関する一考察−天神島におけるJISEエコロジー教室の実践を通して.生態環境研究,13(1):101-109.
(15) 矢ケ崎朋樹・倉持卓司・小谷野有加・倉持敦子・川島逸郎.2007.神奈川県逗子海岸におけるアカウミガメとその生息地(産卵地)に関する一考察(予察).生態環境研究,14(1):35-41.
(16) 矢ヶ崎朋樹・倉持卓司・小谷野有加・倉持敦子・北嶋 円.2008.相模湾沿岸砂浜域におけるアカウミガメ産卵生息地の立地特性.生態環境研究,15(1): 31-42.
(17) 矢ヶ崎朋樹.2009.メッシュ図を用いた里地里山景観の資源性評価手法の開発.環境情報科学論文集,23: 279-284.
(18) 矢ヶ崎朋樹.2009.地域環境計画における生態学的資源評価手法の開発.技術マネジメント研究,8: 71-75.
(19) 矢ヶ崎朋樹.2009.アジア・アフリカ荒廃地植生回復に向けた課題と展望−JICA研修におけるプログラムの実施成果を踏まえて−.生態環境研究,16(1): 77-92.
(20) 矢ヶ崎朋樹.2010.探してみよう屋久島の樹木−人里編.坂東五郎鎮守の森を作る会.
(21) 矢ヶ崎朋樹ほか.2010.みんなで育てよう、ふるさとの森の樹木−わたしたちのくらしと環境を支える森の主役たち(丹南地域版).IGES-国際生態学センター.
(22) 矢ヶ崎朋樹.2011.植生調査から読み解く「ヒトと森」−都市に残された水源の森:トラスト桜ケ丘緑地をめぐって.みどり,80: 6-7.


【学会発表】
(1) 「河川水辺の国勢調査」植生データの活用と課題.植生学会第5回大会,2000年10月.
(2) ニホンジカ過密生息域におけるブナ林林床の種組成について.第48回日本生態学会大会,2001年3月.
(3) 孤立木調査に基づく市街地の潜在自然植生の推定の試み.植生学会第7回大会,2002年10月.
(4) 生態資源のメッシュ法解析に基づく空間類型の試み.第50回日本生態学会大会,2003年3月.
(5) 都市河川における河辺植生の回復に関する研究U−自然再生実験地での2ヶ年の植生動態.植生学会第8回大会.2003年10月.
(6) 自然資源ベースマップを用いた保全・再生地域の抽出とその評価.第51回日本生態学会大会,2004年8月.
(7) 福井県の里地河川における植生回復のための基礎的研究−植物群落の分布に基づく河辺植生景観の類型とその評価.植生学会第9回大会,2004年10月.
(8) 都市河川の自然回復実験地に成立した河辺植物群落の分布と立地.第52回日本生態学会大会,2005年3月.
(9) 自然資源特性30項目に基づく植物群落評価の試みとその保全学的有効性.第53回日本生態学会大会,2006年3月.
(10) 植物社会学と民族生物学の手法を用いた植物群落の総合評価.第54回日本生態学会大会,2007年3月.
(11) 植物利用の民間伝承、記載に基づく植物群落の資源性評価.第55回日本生態学会大会,2008年3月.
(12) 相模湾沿岸におけるアカウミガメ産卵巣の環境教育資源化をめぐる課題と展望.日本環境教育学会第20回大会,2009年7月.
(13) メッシュ図を用いた里地里山景観の資源性評価手法の開発.環境情報科学センター環境研究発表会(東京), 2009年11月.
(14) ラオスにおける村落住民協働による植生調査の実践−生物多様性をめぐる知恵・技術の実態把握に向けて−.日本環境教育学会第21回大会(沖縄), 2010年5月.
(15) ラオス村落住民における植物利用の知恵とそれに基づくチーク植林の資源ポテンシャル評価.日本生態学会第58回大会(札幌), 2011年3月.
【研究・活動実績】
丹沢大山自然環境総合調査(丹沢大山自然環境総合調査団、1993〜1996)
青森県奥入瀬渓谷植生調査(1994)
神奈川県植物誌2001・植物調査(神奈川県植物誌調査会、1997〜2000)
河川に於ける生物環境の評価手法の確立とデータベース化(河川環境管理財団、1999〜2000)
JISE環境学習指導(国際生態学センター、1999〜2006)
林野庁森林資源モニタリング調査・植生調査(神奈川県、1999〜2007)
街なみ環境整備事業/現存植生・潜在自然植生調査(大野市、2002)
地域生態系の構造と動態およびその評価に関する研究(国際生態学センター、2002〜)
都市河川・狐川における植生回復モニタリング調査(福井県、2002〜)
里地河川環境保全モデル事業・植生調査(福井県、2003〜2004)
河和田川の環境を考える会ワークショップ講師(2003〜2004)
ユネスコMAB白山生物圏保存地域の植生調査(文部科学省科研費、2003〜2005)
福井県潜在自然植生調査(福井県、2004〜2005)
丹沢大山総合調査(丹沢大山総合調査団、2004〜2005)
JISE生態学研修/「植物社会学的調査T・U」講師(国際生態学センター、2006、2008〜)
JICA特別案件等調査団(ラオス・マダガスカル) 団員(荒廃地植生回復担当)(JICA横浜、2007)
JICA研修「アジア・アフリカ地域における荒廃地植生回復」コースリーダー&講師(JICA横浜、2007〜)
生物多様性保全につながる企業のみどり100選 選考委員(財団法人都市緑化基金、2010)
JICAソフト型F/Uラオス人民民主共和国 調査団 団員(研究統括/荒廃地植生回復担当)(JICA、2011)
        
ブナ林の植生調査(丹沢山)
ブナ林の植生調査(丹沢山)
住民参加ワークショップ情報提供
住民参加ワークショップ情報提供
植生調査(中国馬鞍山)
植生調査(中国馬鞍山)
森林資源モニタリング調査
森林資源モニタリング調査
自然再生実験地植生調査
自然再生実験地植生調査
丹沢大山総合調査
丹沢大山総合調査
JISE環境学習(エコロジー教室)
JISE環境学習(エコロジー教室)
海外植生調査(東南アジア)
海外植生調査(東南アジア)
自然資源調査(聞き取り調査)
自然資源調査(聞き取り調査)


所属学会/団体
 日本生態学会  植生学会  植物地理・分類学会  日本環境教育学会
  神奈川県植物誌調査会  (社)環境情報科学センター



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