一日目:
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小松空港・加賀市役所→鹿島の森 → 塩屋海岸 →(徒歩)→ 片野海岸 初日は、晴天に恵まれ、野外研修には絶好の日和。北潟湖のほとり鹿島の自然林や鎮守の森、塩屋海岸の日本最大級のイソスミレの大群落をはじめとする砂丘植生、断崖湧水地の湿生植物群落などに直接触れ、加賀市に残された貴重な自然について体験・学習しました。各自お弁当を持って加賀海岸国定公園内の遊歩道4kmを踏破。数百年かけて育成されてきた海岸砂防林の歴史や松枯れの現況とその回復状況を観察しました。
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天然記念物・鹿島の森に残るスダジイ巨木林を目前にして。
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地元の植物研究家・古場田先生ご夫妻も参加、植物の解説をしていただきました。
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鈴木研究員の解説を聞きながら、加賀海岸の植生を観察。
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発達した加賀海岸の砂丘植生を一望。
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矢ヶ崎研究員の解説で植生と砂丘形成の関係を理解。
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雄大な海岸断崖景観、貴重な湿生植物群落を観察。
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二日目:
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加賀市ポット苗圃場→ 加佐ノ岬 → 片野海岸(植栽)→片野鴨池→大聖寺→空港 二日目は、ふるさとの自然再生に積極的に取り組んでいる加賀市の苗木圃場を見学。加賀市では、市内に生育する優良な母樹から種子を採取し、独自に圃場で育ててふるさとの自然再生に活用している。 加佐ノ岬で海岸クロマツ林の退行の様子を観察した後は、加賀市と国際生態学センターが取り組む自然再生の現場へ直行し、ポット苗植栽に挑戦。加賀市が圃場で育てた潜在自然植生の主木:タブノキ、トベラなどの常緑広葉樹を松枯れ跡地に植栽。
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加賀市のポット苗育成圃場。加賀市職員の貴重な苦労話も。
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最近急激に退行した加佐ノ岬のクロマツ林。
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鈴木研究員から植樹の説明を受けたあと、ポット苗植樹に挑戦。
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雨にもかかわらず、みな熱心に植樹。
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一仕事を終えて。
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午後はラムサール条約登録湿地の片野鴨池、加賀市内の史跡を巡り、夕刻無事終了。 参加者の皆さん、お疲れ様でした。
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